慢性便秘中の腸内
便秘中の腸内の状態はどうなってるかと言うと、老廃物(宿便)の蓄積や色々な種類のガスが充満して、常にパンパンに張りっぱなしの状態になってしまいます。
慢性的な便秘になると、大腸は老廃物を体外に出そうと活発に動くのですが、なかなか便秘が改善されない場合には、大腸内の機能が低下し、お腹の張りが強くなり苦しくなります。慢性便秘で腸内に溜まる宿便の正体
また、腸内では老廃物だけではなく、それから発生した腐敗ガスも蓄積されて、常に、大腸が休まることがありません。慢性便秘で発生する腐敗ガス
さらに、この腐敗ガスは腸壁から吸収されると、血液の中に溶け込んでしまって、健康面だけではなく美容面にも様々な悪影響を及ぼしてしまいます。便秘による美容面の悪影響
腸内に老廃物が蓄積され続けると
慢性的な便秘状態が長く続いて、あまりにたくさんの老廃物が腸内に蓄積されると、腸内の水分不足の状態が続いてしまうことで老廃物が硬くなります。
そして、これらが大腸内を移動する時に腸内の粘膜などを傷つけて出血してしまうこともあり、その結果、粘膜が傷付くだけでなく、大腸そのものに穴が空く大腸穿孔という症状に発展するケースもあるそうです。
また、慢性便秘中の腸内は、大腸が排便を促がす蠕動(ぜんどう)運動に快適な状態である酸性から、運動力が低下するアルカリ性に変わってしまい、それに関連して、身体全体の免疫力の低下や善玉菌(ビフィズス菌)の減少で、悪玉菌ばかりの状態になっています。善玉菌(ビフィズス菌)の便秘解消効果
さらに、善玉菌以上に悪玉菌が優勢な腸内環境が定着してしまうと、必要以上に身体が本来持っているはずの免疫力が低下して、さまざまな病気やアレルギーが発生しやすい状態になります。便秘が原因の病気
便秘とアレルギー
本来であれば、大腸は睡眠中は精神的にリラックスした状態で優位になる副交感神経の指令に基づいて、ゆっくりと動いているのですが、便秘中の腸内の働きは必要以上に活発で休まることがありません。自律神経の働きと便秘の関連
そのため、便秘中の腹痛は一生懸命に排出しようと大腸が働きすぎて、オーバーヒートになっている状態が表れてるとも言えます。便秘の腹痛について
さらに、次から次に老廃物が蓄積されてしまうと、活性酸素が増えてしまい、大腸本来の全機能が低下して、さらに便秘が慢性的になってしまいます。
こうした悪循環を避けるため、しっかりと根本的な便秘解消の効果を出すように取り組んでいかなくてはなりません。
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