便秘の原因になりやすい食べ物
便秘は毎日の精神的ストレス蓄積や運動不足による大腸に蠕動(ぜんどう)運動をさせる筋力の低下など、様々な要因で排便が滞ることにより起こります。
便秘の種類について
また、バランスの良い食生活が送れずに、消化の良い残渣の少ない物ばかり偏って食べていると、大腸の粘膜などに自然な刺激が与えられることも少なくなり、排便も起こりにくく便秘の原因となるのです。
ただ、ここで注意して頂きたいのが、その食べ物を食べると便秘になりやすいのではなく、その食べ物ばかりに偏ると便秘になりやすいということであって、一番重要なことは肉類であれ野菜類であれ毎日の食生活をバランス良くすることにほかなりません。
それでは、どのような食べ物だけに偏ると、便秘になりやすくなるのでしょうか?
便秘原因になりやすい食べ物や含まれる成分
肉類は大部分が吸収されるため、便の量が減少し腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱まります。
たとえば、牛などの草食動物の大腸に比べてライオンなどの肉食動物の大腸の長さはかなり短いです。
これは、肉食動物の主食である肉類が草食動物の主食である草類よりも大腸では吸収されやすいためです。
また、しぶ柿、赤ワインなどに多量に含まれるタンニンという成分は、下痢を止める薬として利用されることもあって、これらを偏って摂取すると便秘を悪化させる可能性があります。
アイスクリームなど、そのものが冷たい食べ物、冷えの属性のあるナスやきゅうりなどの夏野菜、身体全体を冷やす食べ物も便秘を起こす原因ともなります。
また、生野菜や海藻類も、身体を冷やす属性も持っているので偏って食べ過ぎず、逆に、温めることで温野菜として食べると、身体を内側から温める効果と同時に、内臓の働きを高める点で便秘解消や予防に良いでしょう。
便秘と低体温
不足することで便秘の原因となる食べ物
ほかにも便秘は、食物繊維の不足で起こりがちです。
不溶性食物繊維は水分を溜めこんで便を軟らかくし、大腸の通過をスムーズに促してくれます。
水溶性食物繊維は、腸内環境を整える善玉菌を増加させる働きがあるのです。
食物繊維の種類と理想的な摂取量
便秘予防するため、なるべく多種類の野菜類、果実類、海藻類、いも類、穀類などの食物繊維を多く含む物を摂ると効果的です。
また、女性に見られる無理なダイエットなどで食事量や水分量を減らすことは禁物です。
水分摂取の減少や食物繊維不足が原因で、便が硬くなり便秘になります。
便秘とダイエット
便秘の原因を作らない為の食事
便秘解消を即効で行なうには、早食いや暴飲暴食などで、なるべく大腸に負担のかかる食事は控え、腸内環境を整えることが大切です。
適量でバランスの取れた食事と、たくさんの水分を一緒に摂ることを意識して、生活習慣を見直し、規則正しい食生活を行うことで、大腸の蠕動(ぜんどう)運動の働きを良くすることが大切です。
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