出産後(授乳中)について
たとえば、具体的な水分量は、成人女性の身体に理想的な1日の水分摂取量は、約1500〜2000mLと言われますが、赤ちゃんが飲むために作られる母乳として消費される水分量は1日に約600〜800mLと言われています。
そのため、出産後で授乳中の便秘解消や予防だけでなく、母乳の出を良くすることや乳腺の中の母乳つまりを防ぐためにも、こまめに水分摂取することが大切で、できれば、食品からも含めて1日に約2000〜3000mLの水分摂取量が必要になる計算になります。
しかし、いきなり毎日の水分摂取量増やすと、内蔵が冷えやすくなることでの下痢や吐き気などが表れることもあるので、体調を確認しながら少しずつ増やすようにしてください。
このように、赤ちゃんに授乳している期間には、お母さんの体内の水分がたくさん母乳に使われるので、こまめな水分摂取を意識しなければ、便秘のことだけでなく母乳のことでも、お母さんがとても苦しい思いをすると思います。
出産後のお母さんが便秘になりやすい原因
また、出産後しばらくは昼夜の関係なく、赤ちゃんを中心とした生活リズムで寝不足の疲れや精神的にもストレスが溜まりやすくなります。
便秘とストレス
そのうえ、睡眠不足の状態が続くと蠕動運動を含む大腸の働きを促す自律神経の副交感神経も乱れやすくなり、それも便秘原因になります。
自律神経の乱れと便秘
このような傾向は、特に、赤ちゃんが生まれた後から、毎日起こることのほとんどがまったくの未経験で不安や心配事を感じやすい、初産のお母さんに非常に多いと言われます。
そのため、少しでもお母さんがストレス発散などできるように、パートナーに協力してもらい、お母さんの疲労回復や気分転換を行うことも、出産後の便秘解消や予防には効果的で大切です。
人間はストレスが溜まると、体内で活性酸素が増えて便秘原因に繋がるので、育児に対しての悩みなど、できるだけ抱えないようにすることも便秘の予防に役立つと思います。
また、精神的ストレスの蓄積は痙攣(けいれん)性便秘の原因にもなるので、注意が必要です。
痙攣性便秘の解消と対策
ほかにも、赤ちゃんは粉ミルクや母乳育児に関わらず、1日のほとんどをお母さんと過ごし、お母さんの心臓の音を聴くと安心するという話もあります。
この時、精神的ストレスの影響でお母さんの心臓の鼓動が早かったり、お母さんの様子がいつもと違ったりすることも赤ちゃんは察すると言われるので、赤ちゃんの精神的安定の為にもお母さんが精神的・肉体的にも健康でいることも大切です。
また、妊娠中から出産後にかけて、お母さんはどうしても運動不足気味になってしまい、適度な運動量が不足すると身体の筋力も弱くなってしまい、それに合わせて大腸を動かす筋力まで弱くなって、弛緩(しかん)性便秘になることがあります。
弛緩性便秘の解消と対策
授乳中のお母さんが便秘解消する時の注意点
妊娠期間中の便秘解消や予防の方法と同じように、市販の下剤(便秘薬)を使用すると母乳の成分に影響するので、使うことは避けるようにしてください。
下剤(便秘薬)での便秘解消
しかし、母乳育児のお母さんが慢性便秘の状態で、体内に活性酸素や腸内に溜まる腐敗ガスのような毒素が蓄積されると、母乳にも、こうした毒素が混ざることがあるので、赤ちゃんのためにもお母さんはしっかりと便秘の解消を即効で行なって、腸内をきれいにしておく必要があります。
お母さんが便秘をして我慢ができるからといって放置してしまうのではなく、何よりも赤ちゃんのために、きちんと便秘解消と予防を行いましょう。
また、授乳中にお母さんが無理な産後ダイエットなどで食事制限などを行なうと、赤ちゃんの腸内を整えるのに必要なオリゴ糖などの成分が母乳から減少して、赤ちゃんが便秘になってしまいます。
母乳を飲んでいる赤ちゃんの便秘原因
出産後のお母さんと赤ちゃんに優しい便秘解消法
授乳中は今まで以上に栄養バランスに気を付けて、食事を摂ると思いますが、食物繊維や善玉菌など増やす効果の食べ物をバランス良く食べるようにして、さらに水分を摂取するようにしましょう。
そうすれば自然と腸内環境も整ってゆき、出産後・授乳中の便秘解消や予防に繋がっていきます。
また、初産の方は慣れない赤ちゃんとの生活ですが、自分1人だけで不安や悩みを抱え込むのではなく、パートナーの方、ご両親、親しい友人など色々な方に不安や悩みを相談すると、それだけで、慢性的な便秘を引き起こすような精神的ストレスも楽になります。
たとえば、1日のうちで少しだけ自由にお母さんが身体を動かしたりする時間があれば、ストレス発散ができることで痙攣性便秘の予防になるだけでなく、筋力が低下することが原因の弛緩性便秘の予防にもなります。
便秘解消の即効性を高める簡単な運動
妊娠すると「自分1人だけの身体ではない」と言われますが、特に、出産後に母乳育児をされているお母さんにも、ほとんど同じことが言えるので、赤ちゃんのために良質な母乳が作れるように、お母さん自身も便秘解消や予防だけでなく、色々な面で健康的でなければなりません。
出産後の便秘と母乳への影響
そのためには、最も身近でかかることの多い、慢性的な便秘状態を即効で解消することが重要になります。
出産後、特に授乳中のお母さんの便秘解消に即効性が高いからと市販の下剤(便秘薬)を使うことは、母乳の成分にも影響するためにできません。
そのかわり、水分補給やバランスの良い食生活などを意識しながら、授乳中も摂取できる善玉菌を増やすサプリメントを利用することで、便秘解消の効率を高めることができます。
また、母乳の質などが落ちることで赤ちゃんへの影響が心配なお母さんは、母乳にも含まれて大腸内の善玉菌を活発にさせるオリゴ糖食品の摂取などでサポートすれば、さらに安心できると思います。
そして、オリゴ糖食品なら赤ちゃんの便秘解消にも直接利用できるので、1つの製品を赤ちゃんとお母さんの共有で利用できることも大きなメリットだと言えます。
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