バリウムが原因の便秘と解消法
健康診断などで胃のレントゲンを撮るため、造影剤であるバリウムを飲んで検査後、便が出なくて困った経験はないでしょうか。
バリウムも色々な味などあり、様々なタイプのものがありますが成分は、どれも変わりません。
どのバリウムでも飲んだら便秘になる場合があるので、慢性的な便秘の方は、バリウムを飲むことで便秘の症状が悪化することがあります。
慢性便秘に表れる症状
バリウム検査の後には下剤を処方されるだけでなくて、なるべく水分を多めに摂取して、できるだけ早く白い便を早く出すように医師から言われます。
24時間以内に出なかった場合は、バリウムによる便秘の疑いがあります。
バリウムが便秘の原因になりやすい理由
バリウムは水に溶けにくく、消化も吸収もなくそのまま腸へ運ばれます。
バリウム自体がセメントのように固まる物なので、固まるのを遅らせるために水分を多くとり、早めに体外に出してしまう必要があるのです。
通常、成人の理想的な1日の水分摂取量が1,500mL〜2,000mLと言われているので、バリウムを飲んだその後は、最低でもこれ以上の水分を摂取してください。
便秘解消や予防に効果的な2種類の水分摂取法
ごく稀に、バリウムの固まりが原因で腸閉塞をおこすこともあるようです。
バリウムが原因の便秘を予防するには
バリウムが原因の便秘を予防するために、水分をできるだけ飲むようにして、アルコールは避けましょう。
アルコールはバリウムを固める作用があるので、検査でバリウムを飲んだ日は避けた方が良いです。
また、利尿作用のあるカフェインが含まれているコーヒーやお茶も控えたほうが良いです。
それでも、白い便が出ずに腹痛を伴っている場合、バリウムが固まった可能性が高いです。
解消のために、冷たい水を2,000mLくらい、できるだけ短時間で飲んでみましょう。
便秘になりやすい人の共通点
2日経って、それでも白い便が出ないなら無理に自分で出そうとせずに、病院に行って下剤を処方してもらうか浣腸をしてもらうなどの処置を受けたほうが良いです。
固まったバリウムを無理やり出そうとすると、大腸の内部が傷ついたり肛門が傷つくことで痔になる場合があります。
かならず、病院での処置を受けたり、医師の指示に従ってください。
口コミや体験談で評価の高い便秘解消品
バリウムが原因の便秘と解消法便秘解消関連ページ
- 便秘外来について
- 最近増えつつある便秘の症状を専門的に取り扱う便秘外来で、どのような問診や検査が行なわれているかについて解説しています。