食生活や年齢と腸内フローラの関係
腸内フローラの様子は、人それぞれまったく違うもので、その人その人の個性があるように、環境や年齢、性格、食生活、ストレスの具合、生活習慣など、さまざまな条件で異なってくると言います。
また、母乳ではなく粉ミルクで育つ赤ちゃんも、母乳には劣るものの、善玉菌が優位であることは変わりません。
ただ、母乳しろ粉ミルクにしろ離乳食前の赤ちゃんは絶対に便秘がないと言えないので、もし『便秘かな?』と疑問を感じたら、すぐに確認することが大切です。赤ちゃんの便秘解消と予防について
ところが、その赤ちゃんも離乳食を摂るようになる早い子では生後3ヶ月以降から、腸内フローラの状態も大人にだんだん似てくることと同時に、次第にビフィズス菌も減ってきて、悪玉菌が見られるようになり、これに関連して、多くの人が生まれて初めて便秘を経験するのは離乳食の期間中と言われています。離乳食の赤ちゃんの便秘について
大人の腸内フローラについて
このように、加齢による善玉菌が減少することに合わせて、大人になるにつれ悪玉菌が増え、老人になると腸内菌の総数も減ってきて、悪玉菌の代表でもあるウェルシュ菌が増えます。
そして、大人になって腸内の善玉菌が減少する原因は、加齢によるものだけでなく、不規則な生活習慣や飲酒、喫煙、そして、仕事などで受ける精神的ストレスなど多岐にわたり、これは、腸内フローラの老化と言われる現象で、それに合わせて便秘の悩みを抱える高齢者の方も多いです。
また、一般的に男性に比べて女性の方が便秘になりやすく腸内の悪玉菌が優勢になる状態が多いように思われがちです。女性が便秘になりやすい理由
しかし、男女の性別によって腸内フローラの様子が違うということはほとんどなく、食習慣や生活習慣が大きく関わっているとされ、このような点を意識して実践されれば、腸内フローラの状態は良くも悪くもできるということです。
基本的に健康な人の腸内フローラは、善玉菌が優位となっているために便秘なることも少ないので、必要以上な悪玉菌の繁殖を抑え、一定のバランスを保っています。
しかし、慢性的な便秘状態に陥ってしまい、このバランスが崩れ善玉菌よりも悪玉菌が優位となると、腸内では残留物などの腐敗が進み、有害物質が増えて健康を損なう原因にもなります。
このように、年齢を重ねるほどに善玉菌が減少するので、それに合わせて注意を払いたいのが腸内フローラを良い状態に保つことで、毎日の健康管理の積み重ねによって、善玉菌を増やして多い腸内環境を守るようにしたいものです。
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