出産後の便秘と母乳への影響

母乳を飲む赤ちゃん

完全母乳で赤ちゃんを育てるという方はだんだん少なくなってとも言われています。

 

しかし、それでも母乳と粉ミルクを併用したりして少しでも母乳を飲んで育ってもらいたいというお母さんは多いですよね。

 

これは、粉ミルクよりも赤ちゃんの身体を作ったお母さんから分泌される母乳の方が、栄養吸収の面で赤ちゃんとの相性の良さや、母乳に含まれる成分が赤ちゃんの免疫力を高めたり腸内の善玉菌を増やす効果などを期待されるためだと思います。

 

しかし、もしも出産後の便秘で悩まれているのなら、場合によっては母乳への影響も考えなくてはなりません。

 

母乳を与えているお母さんの便秘は、赤ちゃんに無関係ではないのです。

 

便秘になることで母乳の栄養が大幅に変わったりするわけではないのですが、便秘を解消しようとする際に、まずは、便秘薬(下剤)という選択肢が浮かぶ方がいるかと思います。

 

便秘薬(下剤)の成分が母乳に溶け出して、それが母乳を介して赤ちゃんの体にも取り込まれることになりますので、そういった意味で間接的な影響がでるというのは珍しいことではなく、同じような理由で赤ちゃんに母乳を与えているお母さんは、カフェインが含まれるコーヒーや緑茶などは避けるように言われます。

 

そのため、基本的に市販されている便秘薬(下剤)は、妊娠期間中だけでなく出産後で授乳中のお母さんは使用しないように、薬の注意書きにも記載されています。

 

腸内の悪玉菌が母乳の質を低下させる

また、あまりにも便秘が慢性的な状態でひどい場合、体内に老廃物がたまった状態になりますので、母乳の質も悪くなると言われています。

 

便とは、本来、体外に排出されなくてはならない老廃物ですから、それが溜まったままの状態で長く過ごすことで腸内の悪玉菌が増殖して、アレルギーの原因物質であるアレルゲンや発がん性物質などの有害物質を発生させます。
出産後の便秘 母乳慢性便秘中の腸内の状態

 

さらに、腸内で作られたこれらの物質は、腸壁から吸収されることで血液にも溶け込んでしまい、お母さんの血液から作られる母乳の質が悪くなるという悪循環になるのです。

 

便秘の時というのは、いつ便意がくるかわかりませんので、お母さんが便秘中で久々にトイレに行きたくなったというタイミングで、赤ちゃんが泣き始めるということもよくあります。

 

このような状態が重なるとせっかく訪れた便意を逃してしまうだけでなく、便意を我慢してばかりの状態が続くと便秘の種類の中では、直腸性便秘と言われる状態になってしまいます
出産後の便秘 母乳直腸性便秘について

 

そういった関係から便秘になってしまうお母さんも多いですが、赤ちゃんへの影響を考えると、ぜひしっかりと母乳や赤ちゃんに負担をかけないだけでなく、即効性の高い方法で便秘解消したいところです。
出産後の便秘 母乳出産後(授乳中)の負担をかけない便秘解消法と予防法について

 

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