妊娠中(プレママ)の便秘について

妊娠中の便秘解消と予防

女性は妊娠すると今まで慢性的な便秘とは無縁だった方でも、確実に慢性的な便秘になりやすくなります。

 

妊娠中の妊婦さんが慢性的な便秘になりやすい原因は色々ありますが、まずは、妊娠することでこれまで分泌されてたホルモンのバランスが大きく変わってしまい、特に、黄体ホルモンと呼ばれるホルモンが大量に分泌されて、その影響を受けるからです。

 

この黄体ホルモンの主な働きは、子宮緊縮をコントロールするこで流産や早産を防止するのですが、大腸内の水分まで羊水に使う作用で便を硬くしてしまい、赤ちゃんの胎動が活発になる妊娠16週頃からは胎盤からも分泌されるようになります。

 

そして、臨月と言われる妊娠36週以降になると、妊娠前と比較して20倍近くの量の黄体ホルモンが分泌されるようになります
妊娠中 便秘臨月の便秘について

 

それだけではなく、赤ちゃんの身体が成長することでおなか全体が大きくなり、それによって大腸が圧迫されることもあります。

 

また、初めての妊娠で初産を控えている妊婦さんは、自分の身体の変化やおなかの赤ちゃんの成長具合など全てが未経験で、色々なことに対して不安な気持ちを抱えてしまいがちです。

 

このような、不安な気持ちが多くなると自律神経は、それを精神的ストレスとして感じてしまい、自律神経を構成している交感神経と副交感神経の働くバランスが乱れてしまい、特に内臓機能の働きに影響を及ぼす副交感神経が乱れると、大腸が痙攣してしまう痙攣(けいれん)性便秘になることがあります。
妊娠中の便秘解消便秘とストレスの関連

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妊娠中の便秘がもたらす身体への悪影響

妊娠中でなくても便秘が慢性的になると、大腸内で固まり溜まっている便から出る腐敗ガスの影響で吐き気が出ます。
妊娠中の便秘解消便秘と吐き気

 

それが、妊娠初期のつわりの時期に重なると、さらに吐き気がひどくなり、食欲不振の栄養不足で身体全体の代謝機能が低下することに合わせて、大腸が排便を促がす蠕動運動も低下して、さらに便秘になるという悪循環になります。
妊娠中 便秘妊娠初期のつわりと便秘

 

また、腐敗ガスの成分は血液に溶け込んで、血液をドロドロにしてしまって、その結果、妊婦さんの体内で綺麗な血液が循環せず、胎内の赤ちゃんへの栄養補給の効率が下がるとも言われています。

 

そして、妊娠中の便秘で最も注意しないといけないことが、なかなか排便できず、必要以上にお腹に力を入れたことでの流産や破水して早産になるケースです。
妊娠中 便秘妊娠中の便秘と早産や流産

 

このようなリスクを避けるには、女性の生涯で最も便秘になりやすいと言われる妊娠中であっても、便秘解消を即効で行うだけでなく、妊娠期間中にいかに便秘を予防できるかが重要になります。

妊娠中の便秘解消の注意点

妊娠中の便秘は、肉体的にも精神的にも本当に辛い思いをしますが、市販の下剤(便秘薬)を使うことは、絶対に避けるようにしてください。

 

市販の下剤には、妊娠中や授乳中の服用は避けるよう注意書きがあります。

 

それは、市販の下剤そのものが、妊娠状態でない方を対象とした成分配合などがされているので、妊婦さんが服用された場合には、腹痛やひどい下痢になったり、おなかの赤ちゃんへの影響などが懸念されます。
妊娠中 便秘下剤(便秘薬)での便秘解消について

 

妊婦さんによく言われる「自分1人だけの身体じゃない」という言葉の通り、妊婦さんの体調は、そのまま、おなかの赤ちゃんの体調にも影響するので、大きくなるおなかや体調の変化抱えて本当に大変ですが、できる限りの注意をしてください。

 

もし、間違って市販の下剤を服用してしまった場合は、すぐに担当の産婦人科医師に相談されて、医師に出された指示通りの対応を行なってください。

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妊娠中の妊婦さんの便秘予防法

それを防ぐためにも、バランスの良い食事を心がけ、水分をたくさん摂取するようにすると、妊娠中の便秘解消と予防の効果があります。

 

また、身体がきつくない時に少し散歩をするだけでも便秘解消と予防の効果に繋がるので、短時間の散歩をするのも効果的です。

 

妊娠中でお腹が大きいからといって、全く動かないのは反対に良くないので、無理のない範囲で身体を動かすようにしましょう。
妊娠中 便秘便秘解消や予防に効果的な簡単な運動

 

負担にならない適度な運動は、妊婦さんの便秘解消や予防だけでなく、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の原因の1つとされる体重増加も予防できます。
妊娠中 便秘妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)と便秘

 

どうしても妊娠中の便秘解消で便秘薬を使いたい場合は

妊娠中 便秘

どうしても便秘でお腹が苦しいことがストレスで、便秘薬(下剤)を使用したい場合は、定期検診の時などに医師に相談してください。

 

そうするとマグラックスという妊婦さんでも服用できる下剤が処方されると思います。

製薬メーカーによっては、マグラックスではなくマグミットやカイマックスという名前で呼ばれることもあります。
基本的には主成分である酸化マグネシウムが、大腸内に水分を呼び寄せることで便を柔らかくする効果は同じです。

しかし、マグラックスも薬であるため、妊婦さんの体質や体調によっては、軽度の副作用(だるい・口の中が渇く・筋力や血圧低下・眠気など)の症状が表れたり重度の高マグネシウム血症という副作用の事例が報告されています。
妊娠中 便秘妊娠中の便秘薬マグラックスについて

 

副作用や下剤の習慣性や依存性が心配な方は、どんな食べ物や飲み物にも加えられ、便秘解消に即効性の高い高純度オリゴ糖食品を使用されるのも効果的です。

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